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振動切削の研究が日本経済新聞に掲載されました!

こんにちは。新卒入社3年目の製造課の柳沢です。

4月で入社して丸2年が経ちました。NC旋盤で加工をしたり、二次加工で様々な機械の扱い方を教えてもらい、加工に関わる仕事を幅広くやらせてもらっています。
最近勉強しているCITIZENのVCO3という機械の『振動切削』の研究が日経新聞に掲載されましたので、今回のブログでは振動切削についてお伝えさせていただきます!

今回新聞で取り上げられた金属穴開け加工は『振動切削』を用いて行いました。
長野県工業技術総合センターと当社との共同研究で、直径0.5mmのドリルを使って、振動を加えながらステンレスに穴開けしました。振動のない通常の加工に比べ、穴の内面の凹凸が半分以下でなめらかな表面にすることが出来ました。直径0.3mm、0.1mmでも同様の実験結果が出ました。
また、低周波振動を工具に加えることで加工材料からの抵抗が小さくなり、精密な加工が可能になりました。

今は別の材質で振動切削の研究をしています。私自身も、熱硬化実験などに関わらせてもらっています。
今実施している実験は、ベテランの社員の方と一緒にやりました。私は、本格的な実験をやるのは初めてで、全て1から教えてもらいました。
実際にやってみて、道具・工具の準備から、加工の条件など、自分の中で考えて実行していくことに慣れていないので大変でしたが、ベテランの方と一緒にやらせて頂くことで、様々なことが勉強になりました。

まだまだわからないことばかりですが、『振動切削』という加工方法を医療機器等の部品作りに応用できないか自分なりに考え、引き続き実験&勉強していきます!
また別の機会に、振動切削の研究の詳細についてお伝えします!

↓掲載記事です
20190215振動切削 官民共同開発(日本経済新聞 長野県ページ)