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品質管理検査の手法

高いレベルでのものづくりを実現していくために、品質管理検査は欠かせないものです。こちらでは精密部品であるほど必要と言われる、様々な品質管理検査の手法に注目しています。

全品検査

全品検査とは製造・加工した製品すべてにチェックを入れることです。品質管理の手法としては一見最も安全な方法のように見えますが、デメリットもあります。

例えば、1000台のカメラを製造し全品検査した時に1台だけ不良品が混じっていたとします。この時の不良品発生率は0.1%となるため、発生率の大きさに比べると検査にかける時間・人件費コストが大きくなってしまう可能性が高いのです。

抜き取り検査

精密部品の品質管理手法には、もう1つ抜き取り検査の手法があります。抜き取り検査とは、1000台のカメラを一定数量からなるグループに分け、任意のグループのみ検査する方法です。

そのグループが基準を満たしていない場合、1000台全てが不良品となる仕組みになっています。品質を不良点数で表す場合や平均点数で表す場合など様々な方法があります。ISOやJISでも検査プログラム作成について参考になる規定がありますので参考にしてみてください。

どのような検査プログラムを設けるか

ステンレスやアルミ、真鍮を使った精密部品の製造を得意とする日本のものづくりにおいて、高い品質管理を実現するにはどうすれば良いのでしょうか。それを考える上で、どのような検査プログラムを実施していくのかという仕組みづくりは重要ですが、その時に知っておきたいのがアメリカで研究が始まったAQL(合格品質水準)という考え方です。

AQLは品質に問題がある製品がエンドユーザーの元に届く消費者への危険と、品質上問題が無い製品を市場に出せない生産者が持つ危険が双方にとって最も小さい状態でのものづくりをしようという考え方に基づいています。消費者と生産者の利益をバランス良く追求するために見逃せない考え方です。

弊社は長野で精密部品の製造・加工を承っています。厳しい品質管理検査にも強い精密部品を短納期で依頼したいというご相談でも諦めずに是非お寄せください。