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インターンシップ

今回のインターンシップは工業高校の生徒1名を受け入れました。
アルバイトをしていることもあり、
挨拶や返事等の基本ができている、非常にしっかりとした子でした。

今回は工業高校の生徒さんだったので、
前回の普通高校の生徒さん向けのインターンシップとは内容を変えて実施しました。
製品が出来上がるまでの流れを知ってもらいたかったので、
機械を触る以外のことも経験してもらいました。
たまたま5S会議の日と重なったので、会議に参加してもらい、
一緒に5Sの改善活動もしてもらいました。
製造業では5S活動が重要なので、良い経験になったと思います。

≪1日目≫
・会社説明
・5S会議
・切粉掃除
・バリ取り(ボール盤 リーマ―通し)
・ボツ取り(ボツ取り機)

≪2日目≫
・現場図面の整理(注意箇所の転記)
・NC旋盤 段取り準備
・NC旋盤 実際に削る
・検査(デジタルマイクロ)
・社員へのインタビュー(現場2名、品管2名) ※学校側からの依頼

当社では、自分がインターンシップを受ける「目的」を明確にしてもらうため、
業務に入る前に「目的」を紙に書いてもらいます。
今回の子が書いてくれた目的は、下記の2点でした。
1.将来の自分の進路について、少しでも考えられるような時間をつくる
2.学校の授業のように、真剣に体験をする
この2点の目的は達成できたと言ってくれたので、受け入れた側としても良かったです。

当社には4月に入社したばかりの社員が現場に1名います。
インターンシップに来ていた生徒さんに自分の仕事を教えることをお願いしましたが、
自分でスムーズにできる仕事でも、いざ人に教えるとなると難しいようで、苦戦していました。でも、来年新卒の子が入ってきたら、年が近いので、一番頼られる存在になると思います。春までに様々な経験を積んでもらって、自信を持って新卒の子に教えてあげられるように、成長をサポートしていきます。

今回のインターンシップを通しての感想の中で、
「働いている人たちが本当に暖かく接して下さりました。今まではあまり考えていませんでしたが、今回の体験を通して、行きたい会社を選ぶ上で、周りの人たちの人柄が大切だと思いました。」と言っていました。
そう言ってもらえて嬉しかったです。その新しい発見をできたことだけでも、その生徒さんにとって、このインターンシップは意味があるものになったと思います。

私も就職活動をする上で、人間関係を重視していました。
仕事内容ももちろん見ていましたが、たとえどんなにやりたい仕事でも、
一緒に働く仲間のことを好きになれなければ、良い仕事はできないと考えていたからです。
人それぞれ考え方は違うと思いますが、私は周りの人が良ければ、
どんなにキツイ仕事でも乗り越えられると思っています。
今、様々な仕事を任せて頂き、自分のやったことないようなことにも挑戦させて頂いていますが、大変だと思うことよりも、お客様や一緒に働く社員の方の役に立ちたいという想いの方が強いので頑張ることができています。

就職活動をする前に「自分が大切にしているものは何か」ということを自分と向き合って考えることができると、企業と学生のミスマッチによる早期退職も減ってくるのかなと思います。

地域でよりよい人材を育てていくためには、企業と学生のマッチングが必要です。
そのための手段の一つとしてインターンシップがあると思います。
当社の規模では中々多くの方を受け入れることはできませんが、
1人でも多くの方の就職活動に役に立てるように今後も受入を続けていきます。

総務課 石川